寺師Brand Story 「朝食スープ餃子」

Bebop
田之上 亨さま

鹿児島を拠点にデザインの力で地域貢献に協力したいと考えるグラフィックデザイナー田之上さんに話を伺った。

Bebop・田之上 亨さま


元気いっぱいな学生時代。絵と写真撮影が好きだったためデザイン専門学校へ進学


自然豊かな蒲生(かもう)の地で育った田之上さん。山で思いっきり遊んだり、空手で鹿児島県大会2位になったりと元気いっぱいな小学校時代だった。この頃から絵は大好き。「小学校の頃はジャンプがとても流行っていたので、漫画やタイトル文字の模写をして遊んでいました。」
時代はビーバップハイスクール全盛期。ヤンキー系に憧れて短ランを着ていた頃、写真撮影の楽しさを知る。「父親の持っているフィルムカメラで写真を撮るのが好きでした。」と語る。
高校は県立蒲生高校に進学。バスケ部を友人と立ち上げたり、ギターを弾いたりバイクに乗ったり。「学校サボって川で本気で遊んだり、友達の家でBBQしたり。授業も聞かずに友達の似顔絵をおもしろおかしく机に書いてました。」と高校時代も絵とは付き合っていた田之上さん。
高校卒業時、絵と写真が好きという理由で赤塚学園ビジネス専門学校(現タラデザイン専門学校)へ進学。写真に関する授業や、当時発売したばかりのMacでデザインを学ぶ授業が好きだった。


新卒で入るも4ヶ月で退職。その後デザイナーの道へ


専門学校卒業後、面接で受かった企業に就職する。仕事内容はデパートのディスプレイや店舗内装、イベントの舞台設営など。デザインが出来ると思って入社したが、デザイン自体は外注していた。結局、4ヶ月で退社する。
その後デザイン事務所に転職。主に新聞の折り込みチラシのデザインを担当。仕事は激務だったが、デザインの仕事を出来ることが楽しかった。「疲れ果てて車までたどり着けず駐車場で寝てたこともありました」と懐かしむ。

Bebop・田之上 亨さま


デザイナー、パチプロを経て、デザイン事務所立ち上げに参画


その後、知人の紹介でデザイン事務所へ転職。新聞広告や企業パンフレット等のデザインに従事。このときの同僚デザイナーがのちの奥様となる。
デザイナーとして働くも「デザインの才能ない。このままデザイナーとしてやっていけるんだろうか」と思い、デザイナー業務から離れしばらくパチプロとして生活する。月収数十万円をパチスロで稼ぐ日々ではあったが「パチプロ生活、夢ないな。面白くないと思ってパチプロ生活を辞めました」と終止符を打つ。
知人と一緒にデザイン事務所を創業に立ち会うが、約2年後にその事務所は解散する。



再度デザイナーとして入社。そして独立へ


解散後、印刷会社へ入社。主に鹿児島県の観光冊子のディレクションとデザインを担当。幼少期から好きな写真撮影も行いながら冊子を作り上げる。
「自分で写真撮れるし、鹿児島の知らないことを知ることが出来るし、とても楽しかったです」
デザイナーとして勤務する中、独立を決意。「独立すると決めて、会社に伝えて辞めました」


Bebop・田之上 亨さま



Bebop創業。事務所名にかける思い


2013年にBebopを創業。Jazzのジャンルの一つであるビバップの成り立ちから名付けた。「譜面通りのJazzに飽きた人たちが夜な夜な集まってジャム・セッションをする。即興で作っていく。色々な個性が集まる様がデザインと似ているなと。デザインもデザイナーだけではなくカメラマン、コピーライター、営業、ディレクター、色々な方々が関わって1個のものを作り上げる。それで名前をBebopとしました。」
今でもBebopにかける思いは変わらない。


Bebop・田之上 亨さま


独立後はひたすら営業。転機となる「食」との出会い


独立してしばらくは自分の作品集を片手に印刷会社や広告代理店に対して営業にまわる日々。新規の仕事も依頼されるようになるが常に感じる「食べていけるんだろうか」という不安。
しかし全く営業していない前職の方々が仕事を振ってくれた。「特に何も言われなかったけど、独立後不安定な僕を助けてくれたんだと思っています。」と語る。
独立して1年が経った頃、前職同僚からSTUDIO Kの中島さんを紹介してもらう。中島さんから鹿児島県の食に関するデザインの依頼を受けるようになる。「中島さんとの出会いで仕事のジャンルも変わったし、様々なデザイナーと出会い刺激を受けるようになりました。なにより、それまでほとんど接点のなかった『食』の仕事を受けるようになったのはかなり大きな変化でした。」


Bebop・田之上 亨さま


食のデザインのダイレクト感、役に立てている感が嬉しい


食の仕事の醍醐味はデザインがダイレクトに行動につながるところ。
「食のパッケージデザインの場合、消費者が商品を見て『これ良い』と思ってくれたら即アクションにつながるのが嬉しいです。そしてデザインを通じて食に携わっている方々に役に立てていると感じられることがとても嬉しいです。」



表面だけのデザインはしたくない。作り手の思いをにじみ出させたい


ただオシャレに、ただかっこよくする、そんなデザインはしたくない。
食のデザインに関して言えば「作り手の思いやコンセプトがにじみ出てくるようなデザインをしたいし、消費者に売れてなんぼだと思っているし。」と力強く語る。


Bebop・田之上 亨さま

鹿児島をデザインで盛り上げたい


自分が作ったデザインで、鹿児島がもっと盛り上がって欲しいと語る田之上さん。
「食品関連産業の割合が高い鹿児島。鹿児島をもっと良くするためにも鹿児島の食をもっと盛り上げていきたいですし、めぐりめぐって自分にも返ってくると思っています。」



「肉の寺師」ブランドの生みの親である田之上さん。
これからも一緒にタッグを組み、食を通じて鹿児島を盛り上げていく仲間であり続けたい。




写真:川越 亮 文:寺師 大策

Bebop

〒890-0026 鹿児島市原良6-12-7-201
事業内容:グラフィックデザイン
Tel:090-2716-3005
http://k-adc.net/member/tanoue-toru
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Update on : 2017.11.07